2011年1月11日火曜日

仙谷官房長官:事務次官らの政務三役会議出席を指示

仙谷由人官房長官は28日午前、各府省事務次官に年末訓示を首相官邸で行い、「(政務三役会議から)事務方を排除して意思疎通が図られないのはいけない。決定事項が円滑に連絡され速やかに実行されるよう、次官、官房長が出席、陪席するように」と述べ、政務三役会議に出席するよう指示した。
RMT
 仙谷氏はこの後の閣僚懇談会で、閣僚にも指示した。
 民主党政権は「政治主導」を掲げて事務次官会議を廃止し、政務三役会議を各府省の最高意思決定機関としてきた。「官僚排除」は士気低下を招いたとの指摘があり、軌道修正を図ったとみられる。
 訓示で仙谷氏は「政治主導とは決して事務方が萎縮したり、汗をかかず政治に丸投げすることではない。適切に役割分担し緊密な情報共有、意思疎通を図り、国家国民のために一丸で取り組むことだ」と強調。「官邸にも速やかに必要な情報が伝わるよう、事務方間の連絡体制を整える必要がある」と求めた。
 仙谷氏は行政刷新担当相だった09年12月、「民間企業で社長や労務担当重役以外に、事務トップがいる組織は見たことがない。組織をちゃんと営むには、常識的な格好がある」と次官ポスト廃止の検討を表明したことがある
RMT TERA

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